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北の赤鰭との戦い

5月下旬から早1か月。今年もキタノアカヒレタビラの婚姻色を拝もうと、毎週のように釣りに繰り出しておりました(笑)
去年見つけた実績ポイントもあり、フルサイズまで成長した婚姻色MAXの雄を釣るのは難しくないと思っていたのですが、今年は環境の変化のせいか実績ポイントでは雌1匹釣れたのみで雄アカヒレを釣ることが出来ず、婚姻色のピークと思われる6月前半を完全に棒に振ってしまったのです。

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↑しかしタイバラ、カネヒラだけは釣れるという・・・

実績ポイントはもうダメだと割り切り、周辺の水域を釣り歩いて、次の新たなポイントを見つけるのにはさほど苦労しなかったのですが・・・

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圧倒的多数のタイバラに混じって、このサイズが2匹。既に婚姻色抜けてきてる・・・?

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日没が迫る中釣れた7㎝程の雄。これくらいなら見ごたえ十分。しかし、成魚は未だこの1匹のみ。

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これは今週末新たに発見したポイントで釣った若い個体。右は婚姻色がほぼ落ち切っていますね・・・
この日はやたらとバラシが多く、3匹くらい釣り上げる寸前で落としてしまった。


という訳で、実績ポイントを失ってからは厳しい状況が続いています。
数釣り出来るポイントが見つけられていない今、1日釣り歩いて3~4匹釣れれば良い方です。
やっぱりタイバラやカネヒラに比べて数が少ないのは間違いない。
さらに釣れ方を見るに、行動パターンが他のタナゴと明らかに違うのです。
タイバラやヤリタナゴはポイントさえ見つければいつまでもダラダラ釣れ続けるのですが、アカヒレに関してはアタリ易いポイントはあるものの、「突然バタバタ釣れだして、あっという間に釣れなくなる」というのが共通しています。つまり、一か所に居座ることが無いのです。かつて実績ポイントで成魚の雄のヒラ打ちを目撃したのですが、とにかく泳ぎが速く、あっという間にその場から去って行ってしまいました。
タビラ類は広大な縄張りを持つと言いますし、恐らくその広大な縄張りを常に回遊し続けている。そのため、生息密度の低さも相まってエンカウント率が他の魚に比べ極端に低くなるのでしょう。


この魚を数釣りするには、ポイントごとの行動パターン、回遊ルートを把握することが必要になりそうです。


とにかく新たなポイントも見つけたことだし、何としても婚姻色が出ているうちにフルサイズの雄を釣り上げたい。
アカヒレへの挑戦はいつまで続く・・・!?

今年初出漁

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春です。
冬に採集を全くやらないヤワな自分にとっては待ちに待った季節です(笑)
4月に入ったころから採集協力人Y田氏と「そろそろ魚捕りいかね?」みたいな話は出ていましたが、双方仕事や土日の予定が合わず、GW前半の4月26日、ようやく今年初の採集に行ってきました。
今回は自分の提案で、県南部でこの時期出るというホタルイカの採集と、ついでに同じく旬のシロウオの採集、さらに某地域である魚を狙います。ホタルイカとシロウオは勿論食用です。




4月25日(金)

この日は仕事が終わり次第Y田と合流し、一路県南の某漁港へかっ飛ばし、夜通しホタルイカを採集するという計画であったが、週中にY田に飲み会の予定が入ってしまい、ホタルイカ採集は半ば諦めていた。
しかし仕事が終わり、これから実家へ帰ろうとしていた夜11時頃、「飲み会終った」とのY田からの連絡が。
正直これから出発しても現地到着は3時近くなるだろうし、現地は混雑すると聞いていたので、まず場所が確保出来るかが心配だった。
しかし気象条件は非常に良好。無風な上に夜でも気温が10度もある。新月も近いし、これを逃したら次はあるのか?と考えたら行くしかねえだろと意見が一致(笑)。飲み会上がりのY田を拾い、実家で採集用具を車に積み、大急ぎで県南某漁港へ。
到着したら午前2時前。意外と速かった(爆)




第1ポイント

初めて来る漁港だったので、どこが良いポイントなのかも分からず、とりあえず漁港沿いの道を走っていると、ホタルイカ目的の一行と思われる路駐の車がかなりある。
訳も分からず走っていると堤防が途切れて港内が見え、いきなりズラッと並んだ投光器の光が目に飛び込んでくる。間違いなくホタルイカ捕りだ。人もかなりいる。
車を止めて漁港へ視察に行くと、投光器に照らされた海中は雪解け水のせいかささ濁り状態で、パッと見ホタルイカらしき姿は見られない。しかし玉網を操る人を見ていると、網の中で青く光るモノをポツポツ掬い上げている!
いわゆる「爆湧き」では無いようだが、捕れていることは確かなようだ。
しかし周囲の人は皆投光器を焚いている。自分たちはそんな機材は持っていない。
しかし来たからには何としても1匹は捕りたい。しばらく周囲を歩き、人が途切れた一角を見つける。
Y田が初心者オーラを出しながら隣のオッチャンに声をかけ、場所取り成功。非常に気さくなオッチャンで、長野から毎年来ていることや、イカの見つけ方とかを教えて貰う。
午前3時近く。海中を覗きながら待っていると、対岸で網を振るいだしている。オッチャン曰く「イカが回ってきた」と。
暫くの時間差があり、海中にユラッとイカの姿が。自分が玉網を準備している間、Y田が短いタモ網で1匹捕獲。おおーホントに光ってる!(当たり前)
イカの動きは思ったより緩慢で、掬うと網の中で光るので捕れたかどうか分かりやすい。
自分も長い玉網をセットし、イカを掬う。
伊豆遠征では全く魚を捕らえられていない(爆)長タモが、ここでようやく活躍できそうだ。
片方が網を操る間、片方が懐中電灯(Y田が持ってきた強力な奴)でイカを探し、捕るという戦法だ。意外と投光器の光も周囲に拡散しており、イカは問題なく見つけられた。
そして網の自重と水の抵抗で意外と体力を使う。途中でY田に交代。

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網を操るY田氏。

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ホタルイカは途切れることなく姿を現し、時々10数匹の群れもやってくる。時々一掬いで5~6匹入ることも。
4時頃までホタルイカは捕れ続け、もう何匹捕ったか分からない状況に。
ところが4時過ぎになるとイカの姿がパッタリ見えなくなる。どうやら大きな群れは去ってしまったらしい。ポツリポツリと姿を現すイカを掬い続け、夜明けとなりタイムアップ。結局「爆湧き」は見れなかったが、二人で食べる分は十分確保した。初ホタルイカ採集にしては上出来でしょう。



さて、久々に仕事上がりの徹夜であったので、眠気に負けて近くのコンビニに車を止め3時間程寝る。Y田はまだ若干前日の酒が残っている模様。すっかり日が昇ったところで再び車のハンドルを握り、次の目的地へ。




第2ポイント

場所は変わり某湧水地帯。午前10時半頃到着。1回の移動でこんなに移動したのは初めてな気がする(笑)
トミヨを捕りたいというY田のリクエストでもあったが、個人的には昨年ここで気になる魚が捕れていた。
トミヨの個体数は他の場所に比べ多く、他にはヤリタナゴやドジョウ、シマドジョウ、スナヤツメ等が混生し、水生植物も多く非常に良い環境だ。
今日は雪解け水の影響か水は濁っており、やや流れも速い。夏場のような生い茂った植物も無く、若干の不安がよぎる。しかし入水し網を入れてみると、1発目から良いサイズのトミヨが。

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夏場より大型の個体が多く、婚姻色を出した雄や、抱卵個体が沢山居た。
ヤリタナゴもかなりいい色を出しており、思わずキープしたくなった程。

トミヨの方はあっさり良い個体が揃ったが、個人的に目的の魚は中々捕れない。
実は去年の夏に初めて捕って以降、リベンジを図ったこともあったのだが、その時は1匹も捕れなかった。
同所で見られる他の魚に比べ、確実に個体数は少ないと思われた。
濁った川を上流へ向かいつつ、30分ほど網を入れ続けただろうか。Y田が「あっ!!」と声を上げる。

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コイツが目的の魚である。

去年初めて捕まえた時は「なんだウキゴリか」と一瞬思った後、10秒ほど頭の中が???状態になっていたが、冷静に考えてジュズカケハゼであると自分の中で結論を出していた。
しかし当時捕れた個体が7センチ程と非常に大型であり、顔つきもウキゴリそのものであったから、今まで平地の湖沼等で捕えたことのあるジュズカケハゼとは全く異質なものに感じていた。

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↑ちなみにこれが普通のジュズカケハゼ。新潟平野某所産。全く違う魚に見えるよね・・・

結局その時は、生息環境の違いに由来する外部形態の違いなんだろうと思っていたが、日淡会西村氏(いつもお世話になっています)に見て頂くと、「コシノハゼかもしれない」との回答を得た。
恥ずかしながらコシノハゼという名前を聞いたのはこれが初めてであり、従来「ジュズカケハゼ鳥海山周辺固有種」とされていた魚に対する新称だということだ。なぜかこの魚が新潟にいることになっているそうだが、その辺の経緯は文献を漁ってみないと分からない。とにかく、近年の日本産淡水魚の分類が改められまくっている中で、自分が時代に対応できていなかったということですね・・・。

・・・で、結局そのときはジュズなのかコシノなのか結論が出ず、採集した1個体も水槽内で行方不明になり、以降ずっとモヤモヤしていたのだ。
で、今回婚姻色の時期に合わせて採集を試みたところ、やはり捕れた個体には違和感がある。
Y田が捕った個体はやや若い個体であったが、やはりウキゴリみたいな顔つきをしているし、体格も全然違う。
その後自分とY田で合計4匹を確保。↓はY田が採集した産卵間際と思われる雌個体。

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鰭は黒々しているものの、ジュズカケハゼに見られるはずの黄色斑は皆無で、背鰭にも明瞭な黒斑は見られず。やっぱりこれはコシノハゼなのか??

今回採集した個体は家の水槽で療養中。かなりスレに弱いらしく肌荒れが見られるため、状態が上がってきたら写真を撮って報告したい。

さてこのポイントでの目的も果たしたところで、時間は午後1時近く。本日最後のポイント、シロウオ採集地へ向かう。




第3ポイント

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毎年この時期訪れる川。ここでシロウオを外したことがない。
川幅はいつもより狭くなっており、最近雨が降っていなかったためか水量も少ない。
しかし網を入れて上流側から砂利を蹴ると、あっという間に数匹のシロウオが捕れる。

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シロウオ捕りは初めてのY田も中々ハマってくれたようだ。
さくっと食べる分を確保して、他の魚も見て行こう。

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シマウキゴリ。腹部の黄色が鮮やかです。これも産卵期ならでは。

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スミウキゴリ。ここではやや少数派。狙い通り流れの緩い場所で捕獲。

この他、サケの稚魚がまだ多数川に残っていた。
河口部から海に出ると、これから遡上しようかというシロウオの群れが見られた。イサザアミ類もポツポツ網に入ってきたので、これは飼育中の海水魚へのお土産に20匹ほど捕獲。

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本日の成果。いつもはかき揚げにして食べるためもっと量が必要だが、今日はこれくらいにしておこう。
というわけで本日の全行程終了。しかし移動したなー・・・





帰り道スーパーで食材を補填し、Y田のアパートに戻り獲物の調理開始。
↓今日の晩飯達

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ホウボウとカナガシラはホタルイカの漁港で捕獲。正確には漁船が捨ててフラフラ漂ってるのを掬った(爆)

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イカは合計83匹。意外といたな。
これを全てボイルイカにしていきますよ。

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濃いめの塩水で10匹ずつ茹でていきます。茹で始めに沸騰させると内臓が飛び出してくるので注意。1回やらかしました。
3分弱程茹でます。

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売ってるホタルイカとほぼ同等品の出来上がり。

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なんか違うイカ居た。ホタルイカモドキEnoploteuthis chuniiと思われる。

シロウオは今回は釜揚げにします。

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こちらも塩水で一気に茹でる。

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でかいシラス、って感じ。これだけでも美味い。
今回はこの2種を一つの料理にします。

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アサリ水煮、シロウオ釜揚げ、ボイルホタルイカ、水菜を、ホタルイカの茹で汁を加えながら炒めます。
適度に火が通ったら一端別の皿に上げ、茹でたパスタをフライパンに上げ、市販のボンゴレ風ソースを加えて絡める。

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パスタと具を盛り付け。
今日はこれで決まり。ホタルイカとシロウオのボンゴレ風パスタの完成です。(M○C○'sキッチン風に)

ホタルイカは茹でたてが滅茶苦茶旨い。スーパーとか飲み屋で食うのとまた別格ですね。
パスタにイカのミソを絡めて食べるのもまた旨い。
そしてシロウオもやはり旨い。これは汎用性高い食材ですな。
今回はシャレオツにパスタなんか作ってみましたが、次はもっと素材の味を生かせる料理にしてみたい。



とりあえずまだボイルイカがY田家に眠っています。






さて、例のハゼについてまた日淡会西村氏のお力を借りることに。「ジュズカケとコシノには比較し易い計数形質が無い」が、黒斑の有無や婚姻色の出方等、明らかにジュズカケと違うところからもコシノハゼで良いのではないかとのこと。西村氏も「よく見なくてもぜんぜん違う」との見解であった。

西村さん、同定協力頂き大変ありがとうございました。(m_ _m)


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2013年第三次伊豆遠征 4日目

11月7日(金)


遠征最終日。
前日は沼津まで戻り、いつもの温泉施設にて宿泊。
朝3時に出発し、釣具屋を経由して本日最初のポイントへ向かう。
30分ほど車を走らせ到着。まだ夜も明けていないので、暫く車内で仮眠をとる。


第1ポイント

朝6時に実釣開始。
まずは様子見にトリックサビキをセットする。
間もなくアタリ。予想通りのクロホシイシモチ。ここでは異様に個体数が多い。
しかし数釣ってればそのうち別のも混じるだろうと淡い期待を抱きつつ釣り続ける。
ちなみにここはキンギョハナダイの群れが居付いている。目当ては当然コレだ。
膨大なクロホシイシモチが足元に湧き、日が完全に昇ると、これにササノハベラ、ホンベラが混じって一瞬で釣れ上がってくる。いつものパターンだ。
そうやって粘っていると、やがて数匹のキンギョハナダイが姿を現す。10センチ程度の雄個体だ。
当然それを狙って仕掛けを投入するも、基本こいつらは目が良いので、仕掛けを見破るのだ。
惜しい所まで行くものの、ハリ掛かりするのは圧倒的多数の取り巻きばかりで、キンハナは周囲に散ったコマセのカスだけ食って泳ぎ去ってしまう。
いっそ取り巻きを全部釣ってしまえばいいんじゃね?なんて阿呆なことも考え出すが、どう考えても釣り人一人が釣りきれる量じゃない(本当に無限に湧いてくるんじゃないかと言うほどの数なのです)
キンハナが見えてから1時間位、もう数えきれん数のクロホシイシモチ(時々ベラ)を釣り上げるも、結局キンハナは釣れず。摂餌時間が過ぎたのかそれ以降ほとんど姿を見せず・・・
キンハナ釣るならガヤの少ないポイントを見つけるのが先決だな・・・

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伊豆ではよくあること・・・コマセ撒くとこんなもんじゃなくなります。ソラスズメは綺麗だけど。

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キンハナは幼魚もちらほら。こんなん捕れんわ・・・

キンハナ狙いですっかり意気消沈したところで、トリックサビキに見切りをつけ、投げ釣りに移行する。
海底は根は点在するものの、投げ釣りは出来るレベルとの事前情報。
水深はフルキャストで20メートル程度はあるということで、外海側へ120メートル程投げてみる。
テンビンの沈降時間ではそこまでの水深は感じられなかったが、それでも十分なレベルだ。
しかしいざサビキ出してみると、これが思った以上に根が多い・・・
根掛かるギリギリでウサギ跳びさせて回避しつつ、左右遠近繰り返し投げてみるも、どこもサビくには厳しい状況。
これじゃあただでさえ高価なPEラインがいくらあっても足りんと思い、外海側は諦め、堤防先端から船道に向けてキャストしてみる。するとフラットな砂地を発見。
フルキャストすると余裕で向いの船溜まりに直撃するので、本当にチョイ投げしか出来ない。こうなると4メートル30号の投げ竿だと逆にやり辛い。
ゆっくりとサビいてくると魚信はコンスタントにあり、トラギス、トビヌメリ、オキエソ、カワハギ、チャリコなどが混じって釣れてくる。水深は意外とあり10メートルちょい程度。手前に寄り過ぎると捨石帯に入るので、狙える範囲が狭く、逆にポイントを絞りやすい。
暫く釣っているとやや鋭いアタリ。カワハギか?と思ったが水面に姿を現したのは何やら赤い魚。

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タカサゴヒメジ!ヒメジ系初採集種追加である。何気にヒメジ系では長らく狙っていた魚だ。
海面に現れたときは赤い魚体と二叉した尾鰭からハナダイ系かと錯覚してしまった。
赤い魚体に興奮色の青の斑点が浮かび上がる。美しい魚ですなぁ。
是非とも生かしたかったが針がエラに達しておりお亡くなりに・・・どのみち飼育するにはサイズオーバーか。

その後も同作戦で粘るも徐々にアタリが少なくなり、完全に時合を逃す。あまり1か所で粘っても居られないので、次のポイントへ。


第2ポイント

時刻は既に午前11時を回っている。今日は新潟へ戻らなくてはならないので、ここが最後のポイントか。
釣りをするのは初めてのポイント。規模は小さな漁港だが釣り人は多い。
港内の船着き場から海中を見ると、潮通しも悪くややゴミっぽいものの、魚影は意外と濃い。
大半はクロホシイシモチ、ニシキ・ササノハ・ホンと言ったベラ系であるが、カミナリベラの雄も数匹混じって泳いでいる。

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浅場に目をやるとハナハゼの群れが。
コイツを見かけると別に飼う気はないのに釣りたくなってしまうんだよなー。
ダメもとでトリックサビキを投入。逃げられるかと思ったら逃げない。それどころかあっさり近寄ってきてフッキング。釣れた(笑)。この一連の流れが10秒くらい。
今まで1本針で狙い釣りしてたのがアホらしいほどあっけなく釣れ、3匹釣ったところで打ち切る(笑)。今までの警戒心はどこ行ったし。こんな日もあるんですね。
結局1番小さな個体をキープすることにし、堤防際を歩いて別の獲物を探す。
まず狙うはチラホラいるカミナリベラの雄だ。
雌はまだ割と見かけるが、雄が複数いるの所を見るのはここが初めて。
見つけたところで仕掛けを投入。カミナリはビュンビュン泳ぎまくっている。
しかし釣れるベラはホンベラかササノハベラ(爆)。やっぱりダメか・・・
カミナリって他のベラと明らかに挙動が違うんですよね。条件反射で喰ってくる他ベラとはまるで違う。
やはり数が少ない魚ほど淘汰されて賢くなっているんだなと実感。

さて、ここで自分がやるべき釣りは投げ釣りであることを思い出し、堤防外側へよじ登り、投げ釣りを開始する。
しかし足元を見ているとキンハナがちらほらいるではないか(爆)
おまけにキンチャクダイまで泳いでいる。まああいつは釣れないとして、キンハナは狙ってみる価値があるんじゃないか?
という訳で、一端投げ仕掛けをフルキャストし、放置している間トリックサビキでキンハナを狙う。忙しくなってきた。
投げの方に関しては、投げた感じ水深は十分。おそらく20メートル程度ある。軽くサビくと若干の根があり、またカケアガリがきついので、あまり動かさない方が良いようだ。
サビキの方はと言うと、キンハナは確かに餌に反応している。しかし、ここでもクロホシイシモチが・・・
おまけにここにきて風が強くなってきて、見釣りするのが厳しくなってきた。
結局小1時間程粘るも、キンハナはノーヒット。去年釣った1匹が幻のように感じた・・・
投げの方はホシササノハベラが多かった。水深が深かろうがいるところにはいるもんだなぁ・・。他はコスジイシモチ、トラギス等。
ここで時刻はすでに14時過ぎ。本当はとっくに家路に着くはずであったが、あまりにショボイ収穫に諦めがつかず、隣の漁港で短期決戦に挑むことにする。


第3ポイント

最近めっきり来ていなかったがポイント。
堤防の規模は比較的大きく、足元から水深10メートル以上ある急深ポイントだ。
正直ここでは特筆すべき釣果が無いのだが、最後の賭けに挑むならこのポイントしかなかった。
早速投げ仕掛けをセット。贅沢に残っていた針を全部使った6本針で仕掛けを組む。
以前割とアタリが出たポイントへ向かって仕掛けをフルキャスト。
しかし思いっきり向かい風が吹いており、100メートルも飛ばない。キツイなー・・・。
海底はフラットな砂地。水深は15メートル強といったところ。
早速アタリがあり、トラギスが釣れてくる。反応は悪くない。
チャリコ、トラギスが交互に数匹釣れたところでようやく別の魚が!

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(夕暮れが近かったので色調補正をかけています)

最後の最後で初魚種追加。「イトベラ」。釣り上げた瞬間思わずガッツポーズ。・・・・実は本気でずーっと狙っていた魚。伊豆では普通種とか巷で言う割に全っ然縁がなかったんだよなー。こいつを釣るために投げ釣りに拘ってたと言っても過言ではない(笑)釣れるならココだと思っていただけに、その予想が見事に当たり更に感無量である。サイズも10センチ以下で飼育許容サイズ。ラッキーすぎるぜ。
その後も2匹目に繋ごうと思ったが、暫くトラギスが釣れたのみでタイムアップ。釣れたイトベラは”活かしビク海底沈め療法”で減圧症も回復し、無事に水槽導入できそうだ。
自分にとっては逆転ホームラン級の出来事だった。


16時半には現地を出発し、休憩を挟みつつ22時に自宅に到着。水槽行としてキープした魚はヒレナガハゼ、ハナハゼ、イトベラと、申し訳程度に食用のキス10匹とカワハギ数匹を持ち帰ったのみで、結果は十分満足とはいかなかったが、それでもこれまでで一番、伊豆を満喫した4日間であったと思う。

今シーズン最後の遠征であったが、正直次のシーズンインが待ち遠しいです(笑)



<本遠征初採集種>
・クラカケトラギス
・シゲハゼ
・タカサゴヒメジ
・イトベラ



2013年第三次伊豆遠征 3日目

11月6日(木)


今日は西伊豆に的を絞る。
一人の遠征では複数仕掛けを出すのが難しいだけでなく、場所移動を繰り返すたびに道具のセッティング等で時間の浪費になる。
そのため有力ポイントに的を絞り、そこで腰を据えて粘るスタンスで行くことにする。
朝4時くらいに起床し、まだ真っ暗な中西伊豆某所へ向け車を走らせる。
今日は午前中一杯雨の予報だが、その予報通り、辺りが明るくなり始めた6時頃から本降りになる。
釣りをするには少々心が折れるレベルの雨なので、コンビニで朝飯を食いながらしばらく様子を見る。
雨雲レーダーを見ると伊豆から紀伊半島付近まで地図を塗りつぶしたかのような雨の反応。
これは暫く外に出れないな・・・



結局雨が弱まりだしたのは10時くらいになってからで、それまで車中で爆睡(笑)
体力も天候も回復したので、本日最初のポイントへ。


第1ポイント
何度か竿を出したことはあるが、正直良い印象は余りないポイント。
しかし投げ釣りはトライしたことが無かったので、物は試しと思いやってみることにする。
入り江状の地形の湾は水深はそこそこあるようで、フルキャストした先の水深は10メートル以上はありそう。
海底もほぼフラットで、根掛かりも殆ど無い。
とりあえずぶっこんで置き、足元でトリックサビキも試してみるも、イサキの幼魚が大群を成しており、そればかり釣れてくる。30分くらいやってみたが特に珍しいのも出ないので、竿を持ち替えぶっこんで置いた投げ仕掛けを引き釣りに切り替える。
・・・しかしアタリが全くない。10投くらい繰り返すも、ウンともスンともないとは・・・
アタリが無いまま2時間位粘ったが、正午を回ってしまったので、惜しみながらも移動することにする。
環境的にはイイ感じなのになぁ・・・


第2ポイント
西伊豆鉄板ポイント。毎度お世話になってます。
平日だけあって閑散としている。余裕で堤防先端付近に場所を構える。
ここは割とイロモノの魚が見れるところではあるが、ネンブツ、ナガサキスズメ、ベラも非常に多いため一筋縄ではいかない場所だ。
まずはトリックサビキをセットして堤防際を徘徊してみるも、メジナ、クロホシイシモチ、アイゴばかり目立ち、狙い釣りしたい魚は皆無。
去年はここでキンギョハナダイを仕留めたので、今回も出てきてないか探してみたが、今日は居る気配がない。
まあ居たとしても、釣れる確率は限りなく低いんだけどね・・・
30分くらいやってみるもナガサキスズメ7割、クロホシイシモチ2割、ベラ類1割という有様。
このままでは時間の無駄と判断し、早めに投げ釣りに切り替える。
竿は2本出したいところだが、このポイントは潮流が速いのかエサ取りが多いせいなのか不明だが、自分の小物狙いの仕掛けだと数分も放っておくとあっという間に根掛かりして回収不能になってしまうので、置き竿は厳禁なのである。
よって常にサビかないといけないので、出せる仕掛けも1本だけとなる。
外海側へフルキャスト。仕掛けはどんどん沈んでいき、水深は余裕で20メートルはあると思われる。
すると1投目から程なくアタリ。15センチくらいのカワハギがヒット。針を外す際にハリスが切れる。
その後も魚信はコンスタントに出続ける。トラギスが圧倒的に多く、チャリコ、キス、カワハギが入り乱れて釣れてくる。
魚信が多いのは大変に結構だが、狙ってるのはこいつ等じゃないんだよなー。

少し投げる方向を変え、カケアガリのきつい深場目がけて投げることにする。
正直その方向ではあまり魚が釣れた記憶がないのだが、引き摺ってくると何やら地味ーなアタリが。
別の魚かもと思い、減圧を心配しつつゆっくり引き上げると、海面下に見えてきたのは何やらハゼ系の魚。

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ヒレナガハゼキタコレ!!(死語)。まさかここで泥ハゼが出るとは思わなかった。
急いで針を外し、活かしビクに入れて海底へ一気に沈める。
こうすることで手遅れの魚を除けば減圧症も自然治癒しやすく、生存率が上がるのだ。
さて、泥ハゼが釣れると判れば他にもなんかいるんじゃねえの!?と若干テンションも上向き、急いで同じ方向へ2投目。
すると同じようなアタリが。
またヒレナガか?と思いながらあげてみると、確かにハゼではあったが・・・

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ヒレナガではないのは一瞬で判った。・・・が、種類が出てこない。ヤツシ系のようなオーラはあるがこんな地味なのいたっけ??じゃあダテハゼ属??いや、ダテ系でこの斑紋は記憶にない・・・結局その場で種類が分からなかったので、スマホでgoogle先生にアクセスし、思いつく魚種名を徹底的に洗っているとヒット。「シゲハゼCryptocentrus shigensis」で良いのではないでしょうか。まさかのイトヒキハゼ属。言われてみりゃイトヒキだわ。
しかし針を飲んでしまい暫くしてお亡くなりに・・・コイツの飼育記録は多分ネット上には無いと思われるだけに、悔やまれる1匹であった。

さて釣れるうちに釣ってしまえと、勢いづいて同じポイントにキャストし続けるも、その後は急にアタリが遠のき、時間だけが過ぎていく。時合が良かっただけなのか・・・
投げる方向を変えればアタリは出るものの、トラギス、チャリコとおなじみの魚がポツポツ上がるのみ。
半ば無我の境地になりサビキ続けていたが、気付けば4時半を回り、辺りは既に薄暗い。沼津まで戻ることを考え、納竿とする。
11月ともなると日照時間が少なく自ずと活動可能時間が狭まるのが厳しい所。
今日のキープはヒレナガハゼのみであるが、この日は大きな1匹に思えた。


さて明日はいよいよ最終日。巻き返しなるか・・・?

2013年第三次伊豆遠征 2日目

11月5日(水)

朝3時前に起床。夜間料金を取られる前に温泉施設を出発する。
今日からはいよいよ伊豆一周の行程となる。
まずは東伊豆へ抜け、残り3日間で南伊豆、西伊豆と周る予定である。
1時間程で本日最初のポイントへ到着。


第1ポイント
前回遠征でサクラダイを釣ったポイントである。
今回の目的はサクラダイではないものの、水深がある分他にも面白いモノが出る気がしたため再訪。
車を降りると結構風が強く、前回と同じくやや難儀である。
夜明けとともにトリックサビキで釣り開始するも、ナガサキスズメ、ササノハベラとおなじみのメンツしか釣れてこない。
それでもやってればサクラダイ釣れるかなと思っていたが、いつまで経ってもこの2種ばかりで、時々ネンブツが混じる程度・・・。
10分おきくらいに回遊してくるトウゴロウイワシを釣って遊ぶも、虚しくなるのみ。
投げに切り替えようかと思ったが、外海側も内側もカゴ師、ルアーマンで既に埋まっており断念。
ダラダラと8時過ぎくらいまでトリックサビキで粘ってみたが、顔ぶれは変わる気配無く、撤収とする。
目視で印象に残ったのはキンチャクダイ、ミゾレチョウ位であった。
うーん・・・。


第2ポイント
少し東伊豆を南下し、大きな漁港へ出る。
ちなみに竿を出すのは初めてのポイントだ。
有名ポイントだけに混んでいるかと思ったが、堤防先端は運良く空いている。
近くで地元の釣り人(漁師?)の集団が大声で駄弁っているのが少し気になるが、割り切って投げ仕掛けをセットする。
周りの釣り人はカゴ師とルアーマン。エンヤ的な釣り師も居た。
多くが青物狙いだろうが、今日はどうも不調らしく、カゴ釣りの数名が40センチ位のウスバハギを相手していた位か。
他の釣り人の邪魔になるのも嫌なので、海岸線と水平方向に投げ仕掛けをフルキャストする。
スペースに余裕があるので、竿を2本出し、それぞれ引き釣りと放置で釣る。

s-PB060086 (2)

程なくして1回目のアタリ。

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クラカケトラギス。一応初魚種追加。トラギスよりも深い所にいる印象がある。

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イトヒキハゼ。普通種。大型個体は結構見ごたえあります。

アタリはコンスタントにあり、20センチオーバーのキスや、ネズミゴチ、トラギス、チャリコ、ヒメジ(ノーマル)等が入り乱れて釣れてくる。

そうやって釣っていると、常連というか地元の?名人ですと言わんばかりの老人が横から仕掛けを覗きこんできて「兄ちゃんこんなところでキス釣りかー。ここじゃ釣れねえよーハハハ」などと茶々を入れてきたので、キスなら20㎝オーバーもポツポツ上がってますよと答えてみれば、「それっぽっち釣って満足してるんなら幸せモンだな~。」等と嫌味ったらしく言ってくるので、「釣れている」等と第一声を返したことに後悔しつつ、以降徹底無視することにする。
その後も釣りをするわけでもなく、仲間らしき人と「こんなヘドロのところで釣ったキスは食いたくねえなー」とか、カゴ師が横で釣ってる傍で「何釣ってるかと思ったらウスバ(ハギ)なんて釣ってるのか~」「エサ釣りなら簡単に釣れるけど、俺たちみたいなルアーマンはルアーで釣らなきゃ意味がないもんなー」などと名人(笑)らしい発言を繰り返しており、一向に居なくなる気配がないので、聞いててバカらしくなり撤収(爆)

なんというか、他人の釣りの趣旨を理解しようともせず持論を振りかざすのは、大人げないなぁと思いました(小並感)

でも釣人って排他的と言うか、自分の釣りこそ正義みたいに思っている人間が、決して少なくないと思うんです。
あくまで傾向的な話ね。
僕にとって、釣りはそれ自体が目的ではなくて、どちらかと言うと魚を採集するためのツールでしかないので、ぶっちゃけ魚さえ釣れればやり方なんてどうでもいいんです。そんな立場でこういうことを言うのは烏滸がましいんでしょうけど、釣人のモラルがどうのこうのと言われている世の中で、こういうメンタル的な部分も直していかないと、この趣味の世界は廃れていく一方だと思う。

それはさておき、結局キープ出来そうな魚も釣れなかったので、さらに南下することにする。


第3ポイント

色々良さそうな場所を見て回るが、結局下田まで南下してしまい、毎度寄るポイントへ到着。
時間も2時を回っており、あまり粘れる時間も無い。
トリックサビキで釣り開始。魚は当然釣れてくるが、釣ったことのある連中ばかり。
しかも根掛かりとキタマクラによって信じられないスピードで仕掛けが戦闘不能になっていく(笑)
途中で嫌になり、投げ釣りに切り替える。一人だと2つの釣りを両立させるのは不可能だ。ここでY田が居ない釣行の厳しさを実感。
投げ釣りではキスがコンスタントに上がる。20オーバーは出ないが、どれも18センチ程度とまずまずの大きさが続く。
逆に狙っている小型ハゼだとか、砂地のベラ系統が全く出ない。
この場所は普段はハゼ類はそこそこ種類が出るものの、ベラとかヒメジなどの砂泥依存種が釣れた試しがない。
全くいないことは無いと思うけど・・・まあ、広大な海底から欲しい魚を狙い釣りするなんて不可能に近いし、こればかりは運だわな。
結局日没までやったが、飼育用にキープできるものは皆無。
今日は何もクーラーボックスに入る魚が居なかった・・・。


 
 
今日の行程は下田市内で終了。ホテルで温泉に浸かり、道の駅に車を止め、車中泊で夜明けを待つ。
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