キタノアカヒレ探索から移入種問題を考える

7月になりました。
5月から力を入れてきたキタノアカヒレ釣行ですが、そろそろ色の出た個体を釣るのは難しい時期になってきます。
とりあえず、今年の成果を簡単にまとめます。

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今年の最大個体で7㎝程の個体。この魚としては全然MAXサイズではないけど、キタノアカヒレらしい体型が格好宜しい一匹。

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調子の良かったポイントのアベレージサイズ。5㎝くらい。

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6月中旬頃からは雌の比率が上がる。この日は過去最高の13匹。
ここまで釣るのにタイバラを数え切れない位釣っている。
今年は同所でウケクチウグイの幼魚も釣れた。

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全く別のエリアにて。個人的には新規ポイントとなる場所。
カネヒラが何十匹も入れ食いで釣れる中、在来種はキタノアカヒレ1匹、ヤリ2匹。
カネヒラが居なければ、在来タナゴの楽園だったのだろうと思うと、とても残念な気分になる。


それにしても、この魚を狙うようになってから、以前にも増して移入種の問題を実感するようになった気がします。
明らかに新潟の在来タナゴは移入種に居場所を奪われている。
これは、県内外から本県にタナゴ釣りに訪れる方なら薄々感じているのではないだろうか。
キタノアカヒレは昔から元々数が少ない魚だったという可能性も無くは無いですが、カネヒラやタイバラがこれだけ数を増やせる環境(産卵母貝が安定して生息できる)があるにも拘らず、カネヒラ・タイバラより明らかに数が少ない現状を見ると、これら移入種による競争排除で数を減らしてしまったと考えるのが自然でしょう。
タイバラの悪影響は言わずもがなです。タナゴ愛好家ならば共通認識でしょう。
そして最近急激に数を増やしているカネヒラ。個人的には「第二のタイバラ」になる魚だと思っています。
カネヒラは、日本在来タナゴ類で唯一、生息地、個体数を増やしている種類とも言われています。
本種が移入された結果、東北地方のゼニタナゴの生息地はどうなったか?
明るみになっていないだけで、カネヒラの侵入により人知れず存続を脅かされている在来タナゴ類が他にも沢山居るはずです。


僕は、全国のタナゴ釣り師の方々に、この問題をもっと深刻に捉えて欲しいと思っています。


確かにカネヒラは大きくて綺麗だ。釣れると嬉しいのも分かる。でも「自分が釣りたいから」でそこに居ることを許容するなら、バサーと何が違うというのでしょう。
個人的には、この魚に対しては駆除活動や釣り師のリリース禁止を行うべきとさえ考えています。
まあこれは極論ですが、それ位の危機感は持って然るべき状況だとは思います。


キタノアカヒレやヤリタナゴといった在来タナゴ達が、将来見られなくなってしまうかもしれない。
ゼニタナゴの二の舞になってしまうかもしれない。


移入タナゴを釣り上げる度、この事が頭を過り、僕はとても喜ぶ気にはなれません。
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No title

はじめまして。
移入生物の釣りは、楽しんで駆除できっるので賛成ですが・・・
それによって悪影響がでてしまっていることを考えると・・・
複雑な心境です。
つれてもうれしくないですよね。
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